竿と戯れてみる今日
”師匠1”の家に置いてあった、”師匠3”くんの竿を借りることになった。
”師匠1”は職場の上司であり大ボスで料理の巨匠。鮎釣りの師匠だ。70を過ぎても、ダンディとチャーミングな魅力を持つ。子供の頃、”師匠1”の父親がまだ釣り道具がない時代、竿や糸を手作りして鮎釣りをやっていた。そこから今に至る鮎釣り暦は相当なものだと思う。大会などは関係なく、自流の鮎釣りを極めている。
”師匠3”くんは、”師匠1”が鮎釣りを教えて、かなり釣りこんどる、繊細な観察力と細かい分析力、それを活かすバランス感覚に優れ、日々の努力を着々と重ねる、まぶだちの”師匠2”の、弟だ。”師匠2”は、いつか登場するはず。笑
”師匠2”の弟、”師匠3”くんは、天性の自然界に通づるアンテナを持ち、本能的に体で覚える天才肌。数シーズンで兄に追いつく。体に悪い食品を食べるとみるみる体調が悪くなる。彼が食べられる食品を食べていれば、人があるべき姿の「健康」でいられると思うと、日々感じている。私の感度に一番近い。
⭐︎
話を戻すと、”師匠3”くんの竿を借りることになった。
職場から一時帰宅した”師匠1”が、その竿を持ってきてくれた。
SHIMANO 香鱗 85−90 H2.75
おぉぉと貰おうとすると、
「ちょっと待った!」
と、竿をもったまま引っ込んでしまった。
しばらくして、手渡してくれた。
どうやら、無いキャップを、ワインのコルクで作ってくれたもよう。
ワイン好きの私には、もうこれから竿を買っても、このキャップ使おうと思ってしまうくらい、嬉しかった。
さてその竿を持ち歩くのに、ケースいるかなと、今回の鮎釣り初体験のためにどっぷりお世話になっている釣具屋さんの、”達人”さんのところへ。
”達人”さんは”師匠2”と仲の良い釣具屋さんのスタッフ。鮎釣り大好きで、きっと鮎釣りが一番の専門かな。今回の私の初鮎釣りも、休みが合えば行きたかったけど、できなかった。”師匠2”の観察力と分析力をもってして、この人はただもんじゃないと言わしめる、”達人”さん。
その”達人”さんに相談してみた。
ハードケース、高いですよね。あったほうがいいですか。”師匠2”さんには『右手で掴んでもってくりゃいい』と言われたんですが・・
すると、
「なんかあったら、困るから、・・
あ、これなら!!」
と奥に入って何かを持ってきてくれた
竿の入る、丈夫な段ボール。
椅子とかテーブルに使われるような、人がバンバンしても頑丈な段ボールで作らている。
きっと竿が運ばれるときに使うやつ。サイズがちょうどいいから。
もって帰って、家にあったSHIMANOさんのステッカーを貼ったら、
張るのが楽しくなっちゃって、いっぱい貼ってしまった。
センスも何もない感じに・・。
でも段ボールのいいところって、
シールだってまた剥がして、色塗ったり、なにか貼ったり
気楽に楽しめるのがいい。
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屋上に持って行った。
100均で、バンドを買い、持っていた革のバンドと組み合わせて持ち手を作った。
楽し・・笑
屋上で竿を伸ばした。
9メートル。
これはバレーコートの一辺の距離。
ずっと慣れ親しんできたサイズ。
ソフトの塁間は約18メートル。
18って、バレーでは、サーブを打つときに相手のエンドラインの位置で、意識する距離。
その手前の9メートル位置にネットがあり。
そういうきょり。
親しんでるそのキョリ。
竿を伸ばして持ってみた。
ソフト部や、社会人野球部で扱ったバットとは、当たり前だけど違って
バットと比べて動作がゆったりする、(バットと比べるな 笑)
優雅・・。
暗くなって、天にかざしてみた。
夜天に竿先が溶け込み、月が釣れる気がした。
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竿と馴染むための時間。
上流に倒して寝かせる
そこから起こすっ!
とか
起こした後、
引き上げて取り込むっ!
200回はイメトレをしました。
いや、200は盛りすぎでした。
130回くらいでしょうか。
経験もないのに、バカみたいなんですけど
屋上でそれをしてて楽しくて
普段飲みながら色々してる屋上に持ち込んだワインを、
一滴も飲むの忘れていました。笑
⭐︎
”師匠3”くんに、取り込みの練習をしたいと言ったら
「気をつけろ!都会で竿伸ばすと、感電死するぞ!竿は電気通すからな!!」
という、ありがたいアドバイスをいただきまして、
屋上で電線に触れないか確認もできました。
仕事で夜中に帰ってくるので、
そんなイメトレを付知の前にできなさそうだし
本当は教えてもらってから自主練が、効率はいいんだろうなぁ。
18待ち遠し